マイクロ波管/送信管

ジャイロトロン

当社は、核融合プラズマ加熱/計測のRF源として、長年に渡りジャイロトロンを開発しています。

当社は日本原子力研究開発機構殿と共同で、大電力準定常ジャイロトロン向けの3つのキー技術である、エネルギー回収形コレクタと高次モード発振空胴とCVDダイアモンド窓を開発し、数十秒にわたり1MWを出力することに成功しました。

また、当社は世界で初めて電子ビームのエネルギー回収(コレクタ電位降下)により、従来30%であった効率を一挙に50%に高めることに成功しました。

ジャイロトロン

特徴

  • 高効率です。
  • 電源装置、冷却装置の小規模化、低コスト化、省エネ化を実現しました。
  • X線発生を低減しました。
  • 出力分布の平坦化により大電力性能を向上しました。
  • 自社開発の長寿命、高電流密度カソードを採用しています。
  • 数多くの電子管開発で培った最新の高真空、高電圧技術で高い信頼性を実現しました。

用途

  • 核融合実験装置のプラズマ加熱
  • 核融合実験装置のプラズマ計測
  • セラミック焼結

製品ラインナップ

ジャイロトロンラインナップ表
Image Type Frequency
(GHz)
Output
Power
(kW)
Output
Aperture
(cm)
Output
Mode
Weight
(kg)
Length
(m)
Magnet Down
load
- E39200 28 1,000 11.2 TEM00 750 2.6 S/C -
- E3988 77 1,000 8 TEM00 820 3.1 S/C -
- E39101 110/138 1,000 8 TEM00 820 3.1 S/C -
- E39210 154 1,000 8 TEM00 820 3.1 S/C -
- E3998 170/137 1,000 8 TEM00 820 3.1 S/C -
- E39104 170 1,000 8 TEM00 820 3.1 S/C -
- E39103 170/137 1,000 8 TEM00 820 3.1 S/C -
- E39203 303 300 8 TEM00 120 1.7 S/C -
Notes
  1. S/C : Super Conducting Magnet
  2. 31.8GHz以上の周波数で使用する真空電気機器の開発又は製造関する技術は、ワッセナーアレンジメント3.E.3.gに基づく輸出管理法に該当します。

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